そんななか、何気ない日常の気に留まった一瞬を、スケッチで描き続けていたんですね。 そして、主人公はさんざん考えたあげく、最後はおいしいかもしれないと戻るような感覚がまた面白い。
りんごかもしれないの主人公は男の子です。 誰もが当たり前だと思うこと、見えてるだけだと普通に見えること、もしかしたらその陰に、とんでもない秘密が、可能性があるのかもしれない。
(全部それをやられたら親はたまったもんじゃないけどね) 物事は、今そこに見えてるだけの姿だとは限らない。 それを疑ったりすることはありません。
私的には、『キャベツくん』の長新太に次ぐ、ナンセンス絵本の新王者現る!と密かに思っています。 おわりに 今回は、ヨシタケシンスケさんの絵本『りん ごかもしれない』のあらすじや、本の内容に ついてご紹介しました! 見方を変えれば、りんごで無限に遊べる。 そんなときは、気休めにこの本を読んでみてください。
14りんごには兄弟がいるのかもしれない。
子どもたちはどのページが気にいってくれるかしら。 「もしかしたら これは りんごじゃないのかもしれない」 そこから少年の考えがどんどんと広がり始めます。
男の子は、本当にそれがりんごなのか確かめ るため、思い切って一口かじってみると…。 最近の事件や話題を見ていると、根本に想像力の欠如があるように思われます。
特にその発想力や想像力は、他の絵本と比べても頭ひとつ飛び抜けています。
内部:異常なし これらを総合して、男の子はこれが「りんご」だと判断したわけです。 自分が小さい頃に知らなかった、誰も教えてくれず悩んでいた部分をいま、いっぱい思い出す。 芸術ユニット「明和電機」の土佐信道さんたちが活躍していた母校(筑波大・芸術専門学群)の同窓生アーティストたちと一緒に、横浜にアトリエを借りて。
私のお気に入りは、昔の失敗を思い出すと平べったくなっているりんご。
当たり前も、少し見方を変えれば違ったもの が見えてくる。 何だか私の頭の中が柔らかくなったようです。 ・購入金額が100円 税込 に満たないお買い物はポイント対象外となります。• 近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
この疾走感も魅力の一つだ。